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ネットまもりノート

家族のスマホとパソコン

子どものスマホの最初の設定:契約のとき・渡す前・渡したあとに確かめること

更新
数字の書かれた木の積み木

先に結論

  • 契約のときは、使うのが18歳未満の子どもだと携帯電話の会社に伝え、フィルタリングの説明を聞いて設定してもらう
  • フィルタリングだけでは、Wi-Fi やアプリを通した通信まで見られないことがある。端末の見守りの機能(ペアレンタルコントロール)もあわせて使う
  • 保護者のアカウントでログインしたまま渡さない。課金は承認がいる形にし、キャリア決済の上限を見直す
  • 家庭のルールは親子で話し合って決め、進学や長い休みのときに見直す

子どもに初めてスマートフォンを持たせるとき、気になるのは「見せたくないサイト」「知らない人とのやりとり」「ゲームの課金」ではないでしょうか。

この記事では、こども家庭庁など7つの省庁が出したリーフレット(2024年1月)、総務省、国民生活センターの案内をもとに、最初にする設定を、契約のとき・渡す前・渡したあとの順に並べました。

最終確認:2026年10月29日(公的な資料と突き合わせた日)。設定の画面は、機種・OS の版・携帯電話の会社によって違います。各社の公式の案内で確かめてください。

1. 契約のとき:18歳未満だと伝えてフィルタリングを設定してもらう

「青少年インターネット環境整備法」の改正(2018年2月1日施行)で、携帯電話の会社などには次のことが求められています(総務省の資料「青少年の安心・安全なインターネット利用環境整備の推進」平成30年1月)。

携帯電話の会社などがすること中身
青少年かを確かめる契約する人、または端末を使う人が18歳未満かを確かめる
説明する有害な情報を見てしまうおそれと、フィルタリングの必要性・中身を、保護者か子どもに説明する
設定する(有効化措置)契約といっしょに売る端末に、フィルタリングのソフトを入れて設定する(アプリの機能を制限する OS の設定を含む)

同じ資料には、保護者は、使うのが青少年(18歳未満)であるときは、契約のときにそのことを携帯電話の会社に申し出る義務がある、と書かれています。保護者が「使わない」「設定を希望しない」と申し出たときは、この限りではないとされています。

子どもが使う端末を親の名義で契約するときも、使うのは子どもだと伝えることが、フィルタリングの説明と設定を受ける入口になります(当サイトの整理)。

2. 渡す前:フィルタリングと端末の見守りの機能をあわせて使う

フィルタリングだけでは足りない場面がある

総務省のページは、スマートフォンでは公衆 Wi-Fi を通した接続や、それぞれのアプリを通した通信もあるため、携帯電話の回線の上のフィルタリングだけでは十分ではないと説明しています。フィルタリングの機能を持つアプリや、端末のペアレンタルコントロール(保護者が使い方を管理する機能)の設定が要る、としています。

総務省の「インターネットトラブル事例集」のページには、次の注意があります。

  • iPhone や iPad では、フィルタリングのアプリで制御できるのは、基本的にウェブの接続だけ。アプリの制御には、Apple の「スクリーンタイム」などを使う必要がある
  • 一部の Android の端末では、Google の「ファミリー リンク」などを使う必要がある

見守りの機能でできること

7つの省庁のリーフレット(2024年1月)は、OS の会社のペアレンタルコントロールで「年齢に合わせた制限やサイト・アプリごとの個別の管理ができます」としています。小さな子どもには、決まったアプリだけを使える状態にする「アクセスガイド」などの方法も紹介されています。

機能の名前や設定の手順は、OS の版で変わります。設定するときは、Apple・Google と携帯電話の会社の公式のヘルプを見てください。Apple は「ペアレンタルコントロールを設定してお子様のiPhoneやiPadを管理する」、Google は「ファミリー リンクを使用してお子様の Google アカウントを管理する」というページで、子ども向けの設定を案内しています。

3. 渡す前:課金の設定を見直す

国民生活センターの発表(2024年3月13日)には、子どもが保護者の知らないうちに課金した例が載っています。

起きたこと防ぐための設定(国民生活センターのアドバイス)
保護者のアカウントでログインしたままのスマホを貸し、登録済みのカードで課金された保護者のスマホで遊ばせるときは、Apple や Google などの保護者のアカウントからログアウトする
保護者の古いスマホを、保護者のアカウントのまま使わせた。子どもが自分の指紋を追加して承認を通った子ども専用のアカウントを作り、ペアレンタルコントロールで保護者が管理する。課金を承認がいる形にできる
子ども名義の利用者として登録し、キャリア決済で約5か月に約5万円の課金キャリア決済の上限額を、必要に応じて低くする
前にゲーム以外で入力したカード番号が使われたカードの置き場所に気をつけ、子どものスマホに入力した情報は使ったあとに消す

あわせて、アプリストアとキャリア決済の両方で、パスワードや指紋・顔の認証による承認を設定すること、パスワードは子どもに推測されにくいものにすること、決済の完了のメールや明細を日ごろから見ることも勧めています。

国民生活センターは、未成年が保護者の同意なく結んだ契約は取り消せることがある一方で、保護者のアカウントでログインした端末での課金は、保護者が決済したとみなされることもある、と説明しています。困ったときは、消費者ホットライン「188」で近くの消費生活センターなどを案内してもらえます。

4. 渡すとき:家庭のルールを親子で決める

7つの省庁のリーフレットは、ルールは家庭ごとに作るもの(「我が家のルールはオーダーメイド」)とし、親子で話し合って決めたルールは続きやすいとしています。また、子どもの写真を SNS に載せるときは、顔が分からないように加工するよう呼びかけています。

ルールの例(当サイトの整理。家庭に合わせて変えてください)

  1. 使う時間と、使わない場所(寝室など)
  2. アプリを入れる前に、保護者に見せる
  3. お金のかかるものは、買う前に相談する
  4. 知らない人から連絡が来たら、返事をする前に相談する
  5. 困ったこと・こわかったことは、怒らずに聞くと保護者が約束する

5. 渡したあと:見直す時期を決めておく

リーフレットは、スマホを買うとき、入園・進学・進級のとき、夏休みや冬休みに、親子でルールを見直すよう勧めています。フィルタリングや見守りの機能の設定も、同じ時期にあわせて見直すと忘れにくくなります(当サイトの整理)。

6. 最初の設定のチェックリスト(当サイトの整理)

家の Wi-Fi やアカウントもあわせて確かめたいときは、わが家のネットの守り 点検表を使えます(答えはどこにも送りません)。

いつ確かめることもとにした案内
契約のとき使うのは18歳未満の子どもだと伝えたか。フィルタリングの説明を聞き、設定してもらったか総務省(青少年インターネット環境整備法)
渡す前端末の見守りの機能(スクリーンタイム・ファミリー リンクなど)を設定したか総務省・7つの省庁のリーフレット
渡す前子ども専用のアカウントにしたか。保護者のアカウントからログアウトしたか国民生活センター
渡す前課金を承認がいる形にしたか。キャリア決済の上限を見直したか国民生活センター
渡すとき家庭のルールを親子で決め、紙に書いたか7つの省庁のリーフレット
渡したあと進学・長い休みのときに見直す予定を決めたか7つの省庁のリーフレット

家族のアカウントのパスワードと多要素認証の見直しは、不正ログインを防ぐパスワードと多要素認証の記事にまとめています。アプリを入れる前にいっしょに見ることと、入っているアプリの権限の見直し方は、不正なアプリを入れないための確かめ方の記事に書きました。

出典(確かめた日:2026-10-29)

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困ったときの相談先

  • 情報セキュリティ安心相談窓口(IPA)ウイルスや不正アクセスなど、技術の相談
  • 消費者ホットライン 188詐欺のメールや SMS などの消費生活のトラブル
  • 警察相談専用電話 #9110急ぎの事件・事故ではない警察への相談

2026年10月29日に公式のページで確認

書いた人

合同会社HSコンサルティング

家と外のネットの守り方を、国や公的機関の手引きと各社の公式のページで確かめてまとめています

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この記事の下書きと事実の確かめに AI を使い、出典の公式ページと突き合わせています。公開するかどうかは当社が判断しています。